※本セミナーは募集を終了いたしました。もし追加申込をご希望される場合は直接担当者へご連絡ください。
開催概要 自社製品を理解する上で欠かせないモノづくりの基本知識について、製造業で働く社員として、エンジニアで無くても理解できるよう、専門知識がなくても理解し学べる勉強会を開催します。
 ◎勉強テーマ (1) 半導体 (2) 蓄電池 (3) 材料 (4) モーター (5) レーザー

モノづくりに携わる幅広い社員の皆様のご参加をお待ちしています。奮ってご参加ください。
対象 モノづくり企業で働くエンジニア以外の社員
会場 京都工業会・会議室(京都経済センター6階) 又はオンライン(Zoom)参加も可
参加費
京都工業会・会員企業 全5回 13,200円/1人(消費税10%対象 内消費税額1,200円)
      会員外  全5回 19,800円/1人(消費税10%対象 内消費税額1,800円)
※お申込みに際し、ご入金後のご返金はいたしかねますので予めご了承ください。
申込方法

下記フォームよりお申込み下さい。

申し込み期限 2024/7/10(水)
お問い合わせ先
公益社団法人 京都工業会 西岡、金井
〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地 京都経済センター6階
TEL.075-353-0061  FAX. 075-353-0065
第1回 令和6年7月18日(木) 14:00~16:30
   ■テーマ:「あらゆるモノづくりに影響を与える“産業の米”半導体を知る
                ~半導体の仕組み、用途、今後の展望~」
      【講師】 株式会社SCREENホールディングス 顧問 灘原 壮一 氏
 ■内 容:半導体は現代のテクノロジーにおいて電子機器の心臓部として不可欠な役割を果たしています。
      スマートフォン、パソコン、テレビ、冷蔵庫、自動車、工場の制御システムなど、私たちの
      日常生活に密接に関連する幅広い製品に使用されています。さらにIoT、クラウド、仮想化技術、
      生成AIなどの新たな技術に対するニーズも高まっており、業界再編の動きが加速すると共に、
      ますます将来的な発展が期待されています。

第2回 令和6年8月29日(木) 09:30~12:00
   ■テーマ:「蓄電池の進化がもたらした産業発展 ~蓄電池の仕組み・用途・今後の見通し~」
      【講師】 株式会社 GSユアサ 研究開発センター 戦略企画室長 稲益 徳雄 氏
 ■内 容:電池の種類として、大別すると化学電池と物理電池があり、主な化学電池に一次電池(乾電池
      など使い切りの電池)と二次電池(充電すれば繰り返し使える蓄電池)があります。リチウム
      イオン二次電池は、正極と負極を持ち、その間をリチウムイオンが移動することで充放電を
      行う電池です。今後、電解質が液体ではなく、固体で液漏れがなく耐久性に優れた全固体電池
      などの次世代蓄電池へと進化することが見込まれます。蓄電池技術は日本が優位ですが、
      ビジネス面で優勢に立つ中国が技術面でも猛追しています。高性能蓄電池の実現に向けては、
      材料、組み合わせ、生産技術等の革新が課題です。

第3回 令和6年9月27日(金) 09:30~12:00
   ■テーマ:「技術革新を促進する新素材開発 ~各素材の特性と用途、新素材開発の展望~」
                  【講師】 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
                   
研究室副室長・知恵産業融合センター長 永山 富男 氏
 ■内 容:陶磁器(セラミックス)、金属、プラスチックの三大材料について、特性と用途について、
      その歴史と併せて概説します。さらに、現在の社会課題を踏まえた各材料分野の将来展望に
      ついてもお話します。
      ◇陶磁器、セラミックス材料…縄文時代のやきものから始まり、気温・温度変化による性質
       変化があまりなく電気を通さない特徴を生かし、器や建築部材、碍子などに使われてきた。
       現在は高度に精選または合成された原料粉末を用いて製造するファインセラミックスと
       して、高精密なパソコンのCPUや自動車のエンジン部品等幅広く使われている。
      ◇金属材料…道具を作る材料として、青銅器時代に続く鉄器時代に現代文明の基礎を築いた。
       産業革命による鉄需要拡大に伴って製鉄技術が発展し、合金鋼、ステンレス鋼、さらには
       アルミニウムといった用途に合わせた特殊金属の開発が進んだ。
      ◇プラスチック材料…電気を通さず腐食しにくいが熱に弱い。しかし硬度や耐熱性、強度の
       調整が可能。プラスチックには、加熱する度に軟化する「熱可塑樹脂」と、加熱すると
       硬化し冷えたら再加熱しても軟化しない「熱硬化樹脂」がある。こうした特徴を生かした
       素材に、ペットボトルなどに使われるポリエステル樹脂や、スポンジタワシなどに使用
       されているウレタン樹脂などがある。

第4回 令和6年10月29日(火) 09:30~12:00
   ■テーマ:「色んなところでこんなに使われている、モーターの世界 ~モーターの仕組みと用途~」
                  【講師】 ニデック株式会社 製品技術研究所 上級主幹技師 大江 貴之 氏
 ■内 容:モーターは、電気を使って動力を得る装置のことで『電動機』とも呼ばれ、家庭のコンセントや
      電池から得られる「電気エネルギー」を回転運動などの「機械的エネルギー」に変換するための
      装置です。用途に応じて、さまざまな大きさ、タイプのモーターが作られ、冷蔵庫や洗濯機、
      扇風機、スマートフォンやパソコン、自動車、産業機械、医療機器、OA機、ロボットなど
      幅広く使用され、製品の内部で働き、私達の生活を豊かにする見えない立役者です。

第5回 令和6年11月20日(水) 09:30~12:00
   ■テーマ:「社会に広がるレーザ加工 ~レーザ加工の仕組み、用途~」
                  【講師】 株式会社片岡製作所 先端レーザ研究所 所長 加藤 悦史 氏
 ■内 容:レーザは発明されて約60年となり、それを利用したレーザ加工は比較的新しい加工方法です。
      高速で高精度な加工が可能なレーザ加工は一般的にはあまり知られていませんが、情報分野
      からエネルギー分野に至るまで幅広く応用されており、レーザで加工された製品はすでに
      社会に広く使用され、無くてはならないものとなっています。レーザについての基礎的な
      説明と、幅広く使用されているレーザ加工の仕組みや用途について紹介します。