テーマ:「これからの日本の半導体産業」(仮)
開催概要 | 日本に新たな半導体工場を作る動きが活発になっています。TSMC(台湾)の熊本工場をはじめ、ラピダスやJSファウンドリなどのファウンドリ(製造請負サービスに特化した半導体メーカー)が生まれ、さらに半導体や電子材料の受託分析を手掛ける台湾のマーテックが日本に3つ目となる分析拠点を札幌に設立するなど、日本での半導体製造が注目されています。 今回は、この「半導体」に焦点を当て、これからの日本の半導体産業の動向について、半導体ビジネスに深く関わってこられた専門家から分かりやすく解説いただきます。 この機会に是非、ご出席くださいますようご案内申し上げます。 |
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開催日程 |
2024/11/11(月) 12:30 ~ 14:30
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対象 | 会員企業役員・幹部 |
会場 | 京都工業会・会議室 |
講師 | 株式会社SCREENホールディングス 顧問・理学博士 灘 原 壮 一 氏 <プロフィール> 1986~1992年 株式会社東芝 顕微Raman分光分析法による微小領域の応力測定、有限要素法を用いた応力シミュレーション技術開発に従事。また、超高分解能電子顕微鏡を導入し、ドライエッチングによる結晶へのダメージや酸化によるシリコン結晶の応力変形、シリコン基板中の酸素析出物形成、イオン注入による欠陥形成や酸素析出、金属不純物のゲッタリング(金属捕捉)現象など、数々のプロセスの可視化に成功した。 非酸化性ガスを用いた高温(1200℃)アニール技術開発を開発、シリコン基板中の酸素析出物の挙動を制御することによりゲート酸化膜の高品質化を達成し、量産工場の歩留まり向上に大きく寄与した。また、シリコン基板中の金属不純物の拡散、析出挙動の解明を行い、製造プロセスの清浄化に寄与した。 1993~1997年 東芝アメリカ電子部品社 開発主務 米国ニューヨーク州におけるIBM-Siemens-東芝による256MDRAM開発プロジェクトに洗浄技術、清浄化技術、プロセス評価技術の主担当として参画した。現在の洗浄プロセスの低温化、低濃度化、低ダメージ化の礎となる高性能、省フットプリントの新規洗浄技術・装置を開発した。 1997~2004年 出向帰任 株式会社東芝セミコンダクター社 グループ長、開発主査 帰国後、引き続き洗浄技術、清浄化技術に注力し、開発メンバーを取りまとめ、プロセスの高性能化、高生産性、薬品使用量削減、低コスト化等、環境配慮型の先端プロセスを構築した。 また、デバイスから装置、材料にわたる一連の業界関係者を集めた表面汚染制御セミナーを毎年主催し、業界のコミュニケーションの促進を図った。 2004~2012年 大日本スクリーン製造株式会社 半導体機器カンパニー 副社長 洗浄装置、熱処理装置、コータデベロッパ等の製品へ導入する新規技術開発をリードし、海外コンソーシアムとの活動を促進。国内外の半導体デバイスメーカのトップマネジメントとの技術レビュー会議を四半期毎に開催し、自社製品のシェアー拡大に貢献した。 2013~2021年 株式会社SCREENホールディングス(社名変更)常務取締役 CTO 事業会社の技術を統括すると共に国内外の大学やコンソーシアム、更に企業間連携を進め、オープンイノベーションによる技術獲得を促進。表面処理技術、直接描画技術、画像処理技術をコア技術と定め、細胞培養から医療の領域や部品検査計測領域への事業展開を図った。 2021年~ 同社 シニアフェロー 引き続き、各事業会社、ホールディングスにおける技術支援、社内外との人材交流、情報交換等、オープンイノベーション活動を継続し、現在に至っている。 京都先端科学大学国際学術研究院 特任教授(非常勤) |
参加費 | お一人様 9,000円(昼食込) |
募集定員 | 30 |
申込方法 | 本ホームページよりお申し込みください。 |
申し込み期限 | 2024/11/6(水) |
お問い合わせ先 | 担当:矢谷・西岡・金井 |
本クラブは会員企業の経営トップや幹部の方々が直接顔を合わせて情報交換・交流等を行っていただくのが本来の姿ですが、ご都合により会場にお越しになれない方のためにZOOMによるWeb参加にも対応しておりますが、参加費は同額を申し受けいたします。
開催日程・内容
■ 2024/11/11(月) 12:30 ~ 14:30
粗飯をご用意しております。